
2013. 11.18 - 21
稲吉紘実 X カリプベク・クユコフ展 開催。
2013年6月、在日カザフスタン共和国大使館大使閣下から、
私へ、一通のレターとパンフレットが届きました。それは、私の推進する、
真の平和と戦争・核兵器のない世界の創造と実現を目指す
「絵のない絵本プロジェクト」と核実験永久廃止と核兵器完全廃絶を目指す
カザフスタンの国家プロジェクト「アトム・プロジェクト」との
コラボレーションの依頼でした。
そして、私は同封されていたアトム・プロジェクトのパンフレットを
見たときの衝撃を忘れられません。私たち日本人は世界で唯一、
真に核兵器の恐ろしさを知っています。広島、長崎の原爆投下で一瞬にして、
40万人の尊い命が奪われたからです。しかし、世界に目を向けると
人類は核兵器の恐ろしさを知りながら、未だ多くの国々が核兵器を保有している
という現実があります。また、その為の核実験を何千回と繰り返して
行ってきたという事実があります。私たちはその核実験の影響で、何が起こって
いたのか、知る事も、知らされる事もなく生きてきました。
「毎日毎日、放射能は私たち、カザフスタン東部のウラガンダの草原を、
河を、湖を毒し、この地方の生命を全てゆっくり殺していった。核の害毒は、
実験場近くに住んでいた150万以上の人々の生命と健康を破壊した。
核実験の影響は、今日でも強く感じられる」
「核実験の全世界的影響として、おおよそ200万から600万の間の人々が死に、
最大2000万人が癌などの重い病気や生まれつきの障害で苦しんでいる」
ーアトム・プロジェクト、パンフレットよりー
今、アーティストであり、アトム・プロジェクトの名誉大使
カリプベク・クユコフ氏は私たち日本人に核実験の真実を教えてくれます。
彼の両腕のない姿を通して、彼の芸術-絵を通して・・・。
私はピースコンダクターとして、また彼と同じアーティストとして、
カリプベク・クユコフ氏を日本に紹介し、絵のない絵本プロジェクトとアトム・
プロジェクトとのコラボレーション展を東京、長崎、広島で開催
できることを誇りに思います。2人のアーティストの平和への取り組みと出会いが
世界のよりよき進化の一助となれば、これに勝る喜びはありません。
ピースコンダクター
グラフィックデザイナー・アーティスト
稲吉紘実

